世界一のMF! ルカ・モドリッチのポジション・プレースタイルを解説
ロシアW杯の大活躍で一躍有名になったモドリッチ。サッカーファンの間では以前からトップクラスのMFとして知られていますが、今大会でクリロナやメッシのような「サッカー興味ない人でも知ってる選手」の域に踏み込んだと言えるのではないかと思います。
欠点らしい欠点がなく、世界一のMFとも称されるプレーヤーで、個人的にも一番好きな選手です。そんなモドリッチ選手のプロフィールやプレースタイルを紹介します!
プロフィール
本名 ルカ・モドリッチ
生年月日 1985年9月9日
国籍 クロアチア
身長 174cm
体重 65kg
利き足 右
ポジション MF
所属クラブ
1996~2001 ザダルユース
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2002~2003 ディナモ・ザグレブユース
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2003~2004 ズリニスキ(ボスニア)【レンタル】
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2004~2005 ザプレシッチ(クロアチア)【レンタル】
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2008~2012 トッテナム・ホットスパー(イングランド)
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2012~ レアル・マドリード(スペイン)
クロアチアの強豪、ディナモ・ザグレブでプロデビューしたモドリッチ。
ザグレブではレギュラーを掴めず、ボスニアのズリニスキ、クロアチアのザプレシッチにローンで加入します。
若くして主力級の活躍を披露し評価を高めると、2008年にイングランドの強豪トッテナムに移籍し、5大リーグデビューを果たしました。
移籍当初はリーグへの適応に苦しみましたが、2009~2010シーズンからはキープレーヤーとして躍動。トッテナムクラブ史上初のCL出場圏獲得に貢献しました。
2012年にはスペイン強豪のレアル・マドリードに移籍します。
翌年からレギュラーに定着すると、5年で4度のCL優勝に貢献。現在ではレアルの攻撃の起点として替えの利かない選手となっています。
背番号は「呪われた10番」
レアル加入から19番を着用していたモドリッチですが、2017~2018シーズンからは、バイエルンにレンタル移籍したハメスに代わって10番を背負っています。
チームの司令塔がつけることの多い10番ですが、レアルの10番は「呪われた10番」と言われています。というのも、フィーゴ以降レアルで10番を背負った選手は思うように活躍できず、クラブを去っていくというジンクス的なものがあるからです。
しかし2017~2018シーズンの活躍を見る限り全く問題なさそうで、むしろ33歳でキャリア最盛期並みの活躍を見せてくれました。さすが僕らのモドリッチさんだ。
ポジション・プレースタイル
レアルでは基本的に4-3-3のインサイドハーフとして起用されています。ボランチやサイドハーフ、トップ下の経験もあり、中盤の幅広いポジションで活躍することができます。
レアルの心臓
スタープレーヤーばかりのレアル・マドリードですが、最も替えの利かない選手はこのモドリッチだと思います。
長短のパスで攻撃のリズムを生み出す、まさに「レアルの心臓」と呼べる選手です。
視野の広さと判断力にも優れるので、相手の意表を突くスルーパスで直接ゴールをお膳立てすることも多いですね。
ショートパスで引いた相手を崩していくことも、カウンター時にロングボールでアタッカーに合わせることもできます。
特に綺麗な弧を描くアウトサイドキックは芸術品といってもいいくらいのエロさ&美しさです。
ボールコントロール&キープ力
パスも凄いですが、僕が最初にモドリッチのプレーを見たときにガクブルしたのは、ボールコントロールの巧みさ、そしてキープ力です。
特にワンタッチで相手をかわして前を向くのがめっちゃ上手いです。涼しい顔でトンデモプレーを連発するモドリッチのイケメン度に僕の下半身も大洪水です。
ドリブルをやらせても一級品。相手DFに囲まれても、繊細なボールタッチ&ドリブルスキルで躱し、安易に横パスに逃げることなく、縦に縦にボールを入れる事ができます。
ドリブルでもパスでもとにかく縦への推進力が強い選手ですね。
不用意にボールを奪われることがほとんどなく、確実に前に運んでくれる。レアルの他の選手にとってもめちゃめちゃ頼りになる存在だと思います。
スタミナおばけのハードワーカー
33歳(2018年10月現在)という年齢を感じさせないスタミナでハードワークできるのもモドリッチの強みです。準優勝という好成績を残したロシアW杯では、決勝トーナメント4試合のうち3試合を延長戦まで走り抜くハードワークでチームに貢献。大会MVPの活躍を見せてくれました。攻撃の起点となる選手ですが、守備面でもハードワークを欠かさず、自陣深くまで戻ってボール奪取できる選手です。
攻守に渡って隙の無い完璧なMFと言えます。
仲間からは厚い信頼!モドリッチの性格は?
モドリッチ選手は全サッカー選手の中でもかなりの努力家で知られています。
かつては「プロとして活躍するには華奢すぎる」と酷評されたこともあるモドリッチ選手ですが、絶え間ない努力を続け、今では世界最高のMFとも呼ばれるようになりました。
幼いころにクロアチアの紛争に巻き込まれ、目の前で祖父を銃殺されるなど、壮絶なエピソードも持っており、かなりの苦労人であることも伺えますね。
壮絶な過去をもっていて、体格のハンデに負けず努力でのし上がった主人公感あふれる選手です。
プレーでは冷静かつクールな印象を受けるモドリッチ選手ですが、かなりの負けず嫌いで、負けた後には不機嫌になってしばらく無口を貫くそうです。
お茶目な一面もあり、インタビュー中の仲間にちょっかいをだすことも。
子供か…!
冷静クールなプレーを見せながら、負けず嫌いでお茶目な一面もある、そんなギャップにハートを射抜かれたファンも少なくなさそうです。
そんなモドリッチ選手ですが、2010年にバーニャーさんというモデル級美人と結婚。3人のお子さんとともに生活しており、私生活も充実していると言えそうです。
まとめ
今回は「世界最高のMF」と評されるモドリッチ選手について紹介しました。
レアルファンとしては引退までレアルにいてほしいですが、最近はインテルへの移籍が噂されており、不安で夜も寝むれません。
33歳ですがまだまだレアルの中心として大活躍中のモドリッチ選手。公式戦4試合無得点という絶不調のレアルを救えるか、期待が集まります。
モドリッチの変態プレー動画