ヴィニシウスのプレースタイルを紹介!今世紀最高の宝石と呼ばれるネイマール2世
ロナウドロスの影響で、今期大不振に陥ったレアル・マドリー。ファンにとっては憂鬱なシーズンとなりましたが、ポジティブな発見もありました。
ヴィニシウスという逸材が台頭したのもその一つ。
18歳という若さながら、脅威的なドリブルスキルでクラブをCL圏まで復活させたブラジルの若き宝石のポジション・プレースタイルを紹介します。
ヴィニシウスのプロフィール
本名 ヴィニシウス・ジョゼ・パイション・デ・オリヴェイラ・ジュニオール
国籍 ブラジル
生年月日 2000年7月12日
身長 177cm
体重 62kg
利き足 右
ポジション FW(WG)
ヴィニシウスの歴代所属クラブ・経歴
2005~2017フラメンゴ(ユース)
↓
2017~2018 フラメンゴ
↓
2018~ レアルマドリードB
2018 レアルマドリード
代表
2015~2016 ブラジルU15
2016~2017 ブラジルU17
2018~ ブラジルU20
ブラジル人選手はやはり名前が長いですね。唱えている間にカップラーメンができそうです。
5歳の時からブラジルのサッカークラブ「フラメンゴ」系列のスクールでフットサルを学んだヴィニシウス。
10歳の時には同クラブの下部組織に加入し、常に年上のカテゴリでも全く見劣りしないプレーを披露していたようです。
10歳と言えば僕は毎日バチバチ言いながら千鳥の練習をしていましたね。一体どこで差がついたんでしょうかね。
16歳の時には、U19世代の国内ジュニア大会に出場し、大会ベストイレブンに選出される活躍ぶり。一方当時の僕は下校後毎日自家発電にいそしんでいました。性欲のU19ジュニア大会があれば間違いなく都内ベストイレブンには選出されていたでしょうね。どこで差がついたんですかね。
南米U17大会でも得点王、そしてMVPに選出される大活躍で、ブラジルでは「今世紀最大の宝石」とまで呼ばれるように。
2017年にはついにフラメンゴのトップチームでプロデビューを果たします。
すぐに欧州競合クラブの争奪戦が始まったため、フラメンゴも移籍金を吊り上げましたが、バルセロナとの獲得競争の末スペインの競合レアル・マドリードへの移籍が決定。
4500万ユーロという移籍金はブラジルの10代に出す金額としては、ネイマールに次いで歴代2位だそうです。
18歳未満の国外移籍を認めないFIFAの規定により、正式デビューは2018年からとなりました。
復活の立役者?レアルでも圧巻のプレー
まだ若く、大きなプレッシャーは成長の妨げになるという判断から、2018~2019シーズン序盤を率いたロペテギ監督は彼をトップチームでは起用しませんでした。
しかしクラブの成績不振を受け、ロペテギ監督は解任。
ソラーリ新監督の元ではヴィニシウスが重宝されるようになりました。
すると一時は2桁順位まで落ち込んでいたレアルはじりじりと順位を上げ、CL圏内の3位まで上り詰めました。
バルセロナ、アヤックスに連敗した悲劇の一週間で今シーズンのタイトルは絶望的となりましたが、18歳という若さで、メガクラブの立て直しに貢献したポテンシャルは本物と言わざるを得ないでしょう。
アヤックス戦で靭帯を断裂し、現在は負傷離脱中ですが、来シーズンはさらなる活躍が期待されます。
アザール加入なら出番は激減?
悲劇の一週間で解任されたソラーリ監督に代わり、昨シーズンまでレアルを率い、前人未踏のCL三連覇を達成したジダン監督が衝撃の再就任。レアルファンとしては最高にアツい展開ですが、ヴィニシウスにとっては芳しくない状況と言えそうです。
ジダン監督は、以前よりレアルと相思相愛の関係にあったチェルシーのアザール獲得に本腰を入れる模様です。
左ウイングのアザールが加入すれば、ポジションのかぶるヴィニシウスの出番は激減しそうです。
前線の他ポジションも大型補強で即戦力を獲得する可能性が高そうなので、来期のヴィニシウスはかなり難しいシーズンになるかもしれません。
ヴィニシウスのポジション・プレースタイル
主戦場は左ウイング。しかし中央や右サイドでのプレー経験もあります。
ネイマール2世?トリッキーな魅せるドリブル
ブラジルの至宝とも呼ばれる世界的プレイヤーであるネイマールとプレースタイルが酷似ていることから「ネクストネイマール」、「ネイマール2世」などと呼ばれています。
スピードと瞬発力が高く、ブラジル人ドリブラーらしい足元のテクニックで相手を抜き去るプレーを得意とするアタッカーです。
「魅せるドリブル」で観客を沸かせるプレーをすることができる選手。
ブラジル時代のネイマールを彷彿とさせるようなトリッキーなフェイントが得意です。
同じようなテクニック系のドリブラーでも、欧州5大リーグの激しいプレスを前にすると中々本領を発揮できず並みのプレーに終始してしまう選手が多いもの。そんな中で、ヴィニシウスはトップクラブ相手でもどこか飄々とした、相手をあざ笑うかのようなドリブル突破を披露します。
スペイン紙ASは「ネイマールの現代版、かつフィジカルはヴィニシウスのほうが上」と評価しています。
ドリブルスキルに関しては、バルサやアトレティコといった世界屈指のクラブ相手にも十分通用し、何度もチャンスを演出していました。
ソラーリ体制での追い上げもヴィニシウスのドリブル突破のよる左サイド制圧が大きかったと思います。
課題は決定力とシュート意識
決定力とシュートの意識は、世界的なストライカーに比べるとまだまだ低いのかなと思います。
左サイドからカットインして中央で好機演出までは行くのですが、自分で打った方が良い場面でも最後は味方へのパスを選択する場面が多い印象です。
シュート精度も決して高いとは言えず、千載一遇の決定機でも外してしまうことが少なくありません。
ネイマールと比較されることがよくありますが、決定力、シュート意識や視野の広さはまだまだ彼に軍配が上がるかと。
勿論、まだ18歳ということを考えれば、十分にネイマールを超える可能性がある逸材。
将来レアルのエースになり得る器じゃないかと思います!
まとめ
今世紀最高の宝石とか言われてる
ドリブルオバケ
決定力はない
↓ヴィニシウスのプレー動画集
↓ヴィニシウスの活躍をみるならDAZN!一か月無料