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成功率100%も記録!ドイツのパスオバケ・クロースのプレースタイルを紹介!

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「世界最高の中盤」と呼ばれるレアル・マドリードMF陣。圧倒的なキープ力と独創的な展開力攻撃の核になるモドリッチ。危機察知に優れ、激しいボール奪取で相手の攻撃の芽を摘むカゼミーロ。その二人と比べると地味ではありますが、正確無比なパスで攻撃のリズムを生み出すクロースはレアルの中盤に不可欠。

 

今回はレアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースの経歴やプレースタイルについて紹介します。

 

 目次

 

 

 

トニ・クロースのプロフィール

本名 トニ・クロース

国籍 ドイツ

生年月日 1990年1月4日

身長 183cm

体重 76kg

利き足 右

ポジション MF

 

 

所属クラブ・経歴

グライフ・ヴァルターユース

ハンザ・ロストックユース

バリエンテオンセユース

2007~2008 バイエルン2(ドイツ)

2008~2014 バイエルン (ドイツ)

          →2009~2010 レヴァークーゼン(ドイツ)へローン

2014~ レアル・マドリード(スペイン)

 

 

ドイツの強豪バイエルン・ミュンヘンのセカンドチームでプロデビューを果たしたクロース。なんとリーグデビュー戦ではラスト18分間の出場で2アシスト。その後の欧州カップ戦でもラスト9分、1点を追いかける状況で投入され、1ゴール1アシストでチームを大逆転勝利に導く圧巻の活躍を見せました。完全にスポーツマンガの主人公です。

 

しかし層の厚いトップチームでレギュラーを掴むには至らず、レヴァークーゼンへローン加入します。2シーズン目から才能が開花。主力としてゴールを量産し、バイエルンへの復帰を果たしました。

 

2012~2013シーズンはハインケス体制で攻撃の要としてクラブのCL制覇。そしてリーグ史上最速優勝(28節での優勝)に貢献しました。

翌年、クラブでの待遇や、新しく就任したグアルディオラ監督との関係悪化から、スペインの強豪レアル・マドリードに移籍しました。

 

レアルでも中盤に欠かせない存在としてCL3連覇に貢献。2つのクラブでCL優勝を達成した唯一のドイツ人となりました。

 

 

 

プレースタイル

クロースの主戦場は4-3-3のインサイドハーフ。代表ではエジルがトップ下なので、4-2-3-1の2ボランチの一角としてプレーすることが多いです。

彼の最も強力な武器は、「メトロノーム」と呼ばれるほど正確無比なパスです。レアルでは加入当初のセビージャ戦では96%、そして2016年のバレンシア戦では100%のパスを成功させるなど、とんでもない記録を残しています。パスの本数自体も非常に多く、レアルでの初シーズンには、シーズンで3000本以上のパスを放った唯一の選手となりました。

 

チップキックの浮き球やサイドチェンジなど多彩なパスで攻撃にリズムやテンポを与えることができるプレイヤーです。

 

レアルでは基本的に中盤の底でパスを散らしたり、マルセロが上がったサイドのエリアをケアすることが多いため、直接ゴールに関与するプレーは少ないですが、攻撃が停滞した時には、エリア外からミドルを沈めることもあります。強烈はパワー系のシュートというより、ゴールにパスを送るような丁寧なシュートが多いです。

 

トップクラスのMFであることに疑いの余地はありませんが、やや創造性と守備の強度にかけるのが課題かもしれません。

リスクの少ないプレーに徹するので、ボールを奪われることは少ないですが、相手の意表を突くような想像力溢れるプレーもまた少ないです。「世界一のMF」に名前が挙がりづらいのは、地味なプレーが多く、インパクトに欠けるからかもしれません。

 

守備面ではマルセロの上がったスペースをケアすることが多いですが、コースを切ったり、攻撃を遅らせるような守備がほとんど。

激しく体を当てたり、泥臭くボールを奪うような守備は苦手で、中盤のフィルターとしてはやや頼りないところがあります。

本人も「僕はカゼミロ(レアルの守備的MF)じゃない」と発言しており、守備的な役割への適正を否定しています。

 

 

まとめ

・「メトロノーム」と呼ばれる超高精度パサー

・強力なミドルシュート

・独創性と守備面に課題

・クソイケメン

 

 

クロースの精密メトロノーム

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